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照明だけで、こんなに変わる!家の雰囲気を左右する”光の魔法”
2025.5.20皆さんこんにちは!タナベ住建の林です!
家づくりをしていると、間取りや壁紙、キッチンの設備などに気を取られがち。でも、意外と後回しになりやすいのが「照明計画」です。けれど実は、照明の色や配置ひとつで家の雰囲気はガラリと変わります。今回は、照明だけでどんな変化が生まれるのか、具体的な例を交えてご紹介します!
照明の色には「昼白色」と「電球色がある」
まず知っておきたいのが、照明の色には大きく分けて「昼白色(ちゅうはくしょく)」と「電球色(でんきゅうしょく)」があります。

・昼白色:白くて明るく、太陽光に近い色。キッチンや洗面室など、作業する場所に向いています。
・電球色:オレンジっぽくてあたたかい光。リラックスしたいリビングや寝室におすすめ。
実際に同じ部屋でも、証明の色を変えるだけで「オフィスっぽい雰囲気」「カフェのような雰囲気」に早変わりします。例えばリビングに白い昼白色を使うと、全体が明るくなりますが、少し硬い印象になってしまうことも。逆に電球色なら、光に包まれるような落ち着いた空気になります。
間接照明は”空間の表情を作る”
次に紹介したいのが「間接照明」です。これは、光源を壁や天井にあてて反射させることで、柔らかな光を生み出す照明方法です。
間接照明を使うと、部屋の角が暗くならず、空間全体に奥行きが出ます。たとえば天井に埋め込んだ”コーブ照明”や、壁のニッチに仕組んだ”スポット照明”などが人気です。
照明器具の種類を知ろう
照明には、見た目にも機能にもさまざまな種類があります。ここでは代表的なものをいくつか紹介します。
・シーリングライト
天井に直接取り付ける一般的な照明。全体を明るくする。

・ペンダントライト
ダイニングなどにおすすめ。デザイン性が高く、アクセントになる。

・ダウンライト
天井に埋め込むタイプで、すっきりとした印象。空間を広く見せたいときに◎

・スタンドライト/フロアライト
移動可能で、好きな場所に雰囲気を加えられる。

・ブランケットライト
壁付けタイプ。トイレや玄関、階段などに使われることが多い。

これらを空間ごとに使い分けることで、同じ間取りでも全く違う雰囲気を演出できます。
失敗しないために注意したいこと
照明は「明るければいい」というわけではありません。例えば…
・ダイニングテーブルの真上にまぶしい照明をつけたら、食事中疲れてしまう。
・寝室に昼光色を使ったら、寝る前なのに目が冴えてしまう。
・玄関に間接照明を使わなかったら、夜に帰宅した時の印象が暗い。
こういった失敗談も意外と多いです。「どの部屋で、どんな過ごし方をするか」をしっかりとイメージしながら選ぶことが大切ですね。
まとめ:照明は「最後の仕上げ」ではなく「空間づくりの主役」
照明は単なる明かりではなく、”空間を演出する道具”です。
家族が集まる場所にはあたたかみのある光を、集中したい場所にはスッキリとした光を。
そんなふうに、光の色や配置を工夫することで、家全体がもっと「自分たちらしい空間」になります。
家づくりの中で、「照明は後で考えればいいや」と思っている方こそ、ぜひ早めに照明計画に目を向けてみてください。きっと、住んでからの”満足度”がぐっと上がりますよ!