【木材の基礎知識 第3弾】無垢材と集成材の違いとは?

皆さんこんにちは! タナベ住建の林です!

前回のブログでは、住宅建築や内装でよく使われる「広葉樹」についてご紹介しました。

今回はその第3弾として、無垢材と集成材の違いについて深く掘り下げて紹介していこうと思います!!

家づくりやリフォーム、家具選びをしていると、よく耳にするのがこの2つの木材。どちらも木なのに、「無垢材のほうが良さそう…?でも高そう…」「集成材ってよくわからないけど、安いしキレイ…?」なんて悩んだこと、ありませんか?

今回はそんなモヤモヤをスッキリ解消するべく、それぞれの違いや魅力を、わかりやすく・ちょっと楽しくお伝えしていきます!

♦そもそも「無垢材」ってなぁに?

**無垢材(むくざい)**とは一本の木から切り出した、まじりっけなしの天然木材のこと。つまり、「木そのもの」です!

年輪や節、木目の表情が一枚一枚違いのが最大の魅力。まさに自然が作り出した芸術作品みたいなもの。

【無垢材のここが好き!】

・木の香り、触り心地、色合い…とにかくナチュラル

・時間が経つと味が出てくる「経年変化」がたまらない。

・家の中にいるだけでほっと落ち着く空間になる。

でもそのぶん、お天気や湿気の影響を受けやすくて、反ったり縮んだりすることもあるんです。

♦一方の「集成材」って?

**集成材(しゅうせいざい)**は小さくカットした木の板を接着剤でギュッと貼り合わせたもの。ちょっと人工的なイメージもあるけど、実はものすごく使いやすくて、家づくりの現場では大活躍!

見た目も整っていて、無垢材のように木目の個性は強くないけど、そのぶん安定感抜群

【集成材のいいところ】

・湿気や温度の変化に強くて、反りにくい

・大量生産できるから、コストも抑えやすい

・木目がそろっていて、シンプルできれいな仕上がりにしやすい!

ただし、接着剤を使っているので、科学物質の影響がゼロではない点はちょっと注意が必要です。

♦違いをもっと簡単に

無垢材

素材の作り:そのまま1本の木

見た目:木目が自然で一点もの

湿気の影響:受けやすく、反り・割れがある

価格:高め

香り・質感:木そのものの香りや手触り

味わい:経年変化で深みが出る

集成材

素材の作り:小さい板を接着剤で貼り合わせ

見た目:木目がそろっていて均一

湿気の影響:ほとんど反らない

値段:比較的リーズナブル

香り・質感:木の香りは少なめ

味わい:変化は少なく、長くキレイなまま

♦どっちを選ぶのが正解なの?

正直なところ、「どっちが良い・悪い」ではなく、**”どこで・どう使いたいか”**で選ぶのがポイント!

【無垢材がおすすめな人】

・木のぬくもりを肌で感じたい

・自然素材にこだわりたい

・少し高くても「一生モノ」の家具や家を作りたい!

→床、ダイニングテーブル、天井の梁など、見せ場になる場所にぴったり

【集成材がおすすめの人】

・メンテナンスが楽なほうがいい

・湿気とかが気になる場所に使いたい

・コストを抑えて、たくさん使いたい!

→棚板、柱、下地材など、見えにくいけど重要な部分にぴったり。

♦愛着が持てる木材選びをしよう!

無垢材も集成材も、どちらも素晴らしい木材です。大切なのは、自分のライフスタイルや価値観に合ったものを選ぶこと。

「この床は無垢材だから、毎日はだしで歩くのが楽しみなんだ!」「この棚、集成材だけど全然反らないし、すごく頼れる存在!」

そんなふうに、木材との暮らしを楽しめることこそが、一番の正解なのかもしれません!

次回からは家具や、建具なども紹介していけたらと思うのでぜひチェックしてみてください!

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