建築用語わかりやすく!初心者でもすぐわかる建築辞典

皆さんこんにちは!タナベ住建の林です!

家を建てる時やリフォームを考えるとき、たくさんの専門用語が出てきて戸惑ったことはありませんか?「基礎」「梁」「断熱」「軒天」…聞いたことはあるけど、意味がよくわからない言葉って意外と多いものです。ということで今回は住宅建築でよく使われる基本の建築用語を、なるべくシンプルにわかりやすく解説します。これを読めば、打ち合せや資料を見ても困らずにすみますよ!

1.基礎(きそ)

家の土台となる部分です。建物の重さを地面にしっかりと伝えて支える役割があり、家の安定性や耐震性に大きく影響します。基礎コンクリートを使うのが一般的で、「ベタ基礎」「布基礎」など種類があります。ベタ基礎は建物の下全体にコンクリートを敷くので強度が高く、現在は主流です。

2.梁(はり)

家の骨組みの中で、床や屋根の重さを支える横方向の部材です。梁がしっかりしていると、家の構造が安定します。木造住宅では太い木材を使うことが多いですが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造では鋼材やコンクリートでできています。

3.柱

家を支える縦方向の部材。梁と柱が組み合わさって、建物の骨格を作ります。木造住宅の多くは柱が見える「和風」なデザインも人気です。

4.断熱

外気の厚さや寒さを家の中に伝えにくくする性能や工事のこと。断熱材を壁や天井、床に入れることで、夏は涼しく冬は暖かい快適な住まいになります。断熱性能が高い家は光熱費も節約できるため、最近は省エネ基準が厳しくなっています。

5.気密

家の隙間の少なさを表します。気密性が高いと外からの冷気やほこりが入りにくくなり、断熱効果も高まります。住宅の気密性能は「C値(しーち)」という数値で表し、数値が小さいほど気密性が高いです。

6.軒天

屋根の端から外壁にかけて裏側部分の天井のこと。雨風から建物を守る役割があり、見た目にも影響します。軒天の素材は木、金属、樹脂など色々メンテナンスのしやすさやデザインによって選ばれます。

7.スラブ

床や屋根のコンクリートの厚い板のことです。鉄筋を入れて強度を持たせるのが一般的で、建物の重さを支えたり、防音・断熱の役割も果たします。マンションなどのRC造(鉄筋コンクリート造)でよく使われます。

8.壁量

建物を地震などから守るために必要な壁強さや量のこと。壁量が足りないと建物の耐震性が低くなり、安全面で問題が出る可能性があります。建物基準法では最低限必要な壁量が定められています。

9.フローリング

床の仕上げ材ひとつで、板材を敷き詰めたもの。木の温かみがあり、掃除も簡単なので人気です。種類によって硬さや色合いなどが異なったり、無垢材と複合材(合板の表面に薄い木材を貼ったもの)があります。

10.サッシ

窓枠のことを指します。アルミや樹脂、木製など素材があり、断熱性や気密性に影響します。最近ではペアガラスやトリプルサッシを使った断熱サッシが主流です。

11.床下収納

キッチンや洗面所などによく設置される、床の中に作られた収納スペース。狭い家でもスペースを有効活用できる便利な設備です。

12.ロフト

天井の高さを利用して作る小さな収納や居室スペース。子供部屋や収納に使われることが多いです。

13.玄関ポーチ

家の玄関前にある屋根付きのスペース。雨や日差しを防ぎ、訪問者を迎える大切な場所です。デザイン次第で家の印象を大きく変えます。

14.防湿シート

地面や床の下に敷くシートで、湿気が建物内部に入り込むのを防ぎます。特に日本のような湿気の高い地域では、重要です。

15.屋根勾配(やねこうばい)

屋根の傾きのこと。急な屋根は雪や雨が落ちやすく、緩やかな屋根は屋根裏の空間を広くとれる特徴があります。地域の気候やデザインに適した勾配が選ばれます。

まとめ

建築用語は最初は難しく感じますが、一つずつ意味を知ると家づくりのイメージがぐっと具体的になります。打ち合せや資料を見たとき、なんとなくわからない言葉が出てきたとき、この時点を思い出してくださいね。理解が深まることで、理想の住まいづくりに自信が持てますよ!

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