【屋根って意外と奥深い】あなたの帽子、何をかぶっていますか?

皆さんこんにちは!タナベ住建の林です!

普段はあまり意識しないかもしれませんが、家にとって「屋根」はまさに帽子のような存在。

雨風を防ぎ、夏は日差しを遮り、冬は冷気を防いでくれる__

そんな働き者の屋根には、実は様々な”顔”があるんです。

今回は、そんな屋根の種類をちょっと楽しく紹介しつつ、最後に日本が誇る”とっておきの屋根材をご紹介します。

■ストレート屋根:現代住宅のスタンダード

まずは最もよく見るタイプ、ストレート屋根。「化粧ストレート」とも呼ばれ、セメントを主原料にした軽量な板材です。軽くて扱いやすく、価格も比較的リーズナブル。グレーやブラック、最近はグリーンやブルーもあって、カラフルに個性的を出す人も。

ただし耐用年数は約20年~30年。定期的なメンテナンスは必要です。

■金属屋根:クールでタフな屋根界のイケメン

次にご紹介するのは、ガルバリウム鋼板などを使った金属屋根。

シャープで近未来的な見た目が人気で、特にスタイリッシュな平屋やコンテナ風住宅によく合います。

軽いので地震にも強く、サビにくいコーティングで耐久性も高い!

デザインにこだわる人たちから熱い視線を浴びています。

■洋瓦:地中海の風を感じたいあなたへ

屋根に南欧の風を吹かせたい?それなら洋瓦。

スペインやイタリアの家を思わせる、丸っこくて赤っぽい瓦です。

「おしゃれは足元から」ならぬ、「おしゃれは屋根から」!

建物全体をリゾート風に見せてくれるので、人気がジワジワ来ています。

■板金屋根:神社仏閣の屋根、実は超ハイスペック?

昔ながらの銅板屋根やトタン屋根も、実は進化中。

銅板は年を重ねるごとに「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる美しい緑色に変化し、まるで屋根が成長していくよう。

トタンはかつて「安くてサビやすい」と思われがちでしたが、今は改良が進み、耐久性も向上中です。

■ 越前瓦:雪国が育んだ“寒さに強い”本格派

福井県・越前地方で生まれたこの瓦は、なんと180年以上の歴史を誇ります。

最大の魅力は、「寒さに強い」という点。北陸の厳しい寒さにもびくともしない耐久性、凍っても割れにくい堅牢さ、そして素朴ながら温かみのある赤褐色(鉄赤色)の色合い。

自然と調和するこの色味は、和風建築だけでなく、ナチュラルテイストの住宅にもよく似合います。最近では釉薬を使ったタイプも登場し、より多彩なデザインが可能になってきています。

■まとめ:屋根は「機能性+デザイン+地域性」で選ぶべし!

屋根は「上にあるだけ」と思いがちですが、住まいの快適さにも見た目の印象にも大きく関わる重要なパーツです。

ストレートの手軽さ、金属の軽快さ、洋瓦のエレガンス、銅板の渋さ__

どれも魅力的ですが、最後に残る重厚な安心感、それが「越前瓦」。

「屋根から家をかっこよくしたい」「一生モノの素材を選びたい」そんなあなたには、越前瓦がぴったりかもしれません。

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