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国会議事堂にまつわるトリビア10選
2025.7.15皆さんこんにちは!タナベ住建の林です!
知ればもっと面白い、日本の「政治の中心」
莊厳な姿で国の中枢を見守る「国会議事堂」。実はこの建物には、知られざる面白いエピソードがたくさん詰まっています。今回は、国会議事堂の建物にまつわるトリビアを10個ご紹介します。
■完成までに17年かかった超大工事!?
国会議事堂の建設は1920年に着工し、完成は1936年。なんと17年もの年月をかけて完成した国家プロジェクトでした。当時の不況や資材調達の難しさも重なり、想像以上の長期工事になったといわれています。

■天井の高さは33m!?
建物の中央にあるホールの天井は、約33mの高さ。
塔の部分は65.45mにも達し、空間スケールは圧巻です。
「国の中心」にふさわしい、堂々とした空間設計がされています。

■設計はイタリア風…でも手がけたのは日本人
デザインの基本にはイタリア風建築が採用されましたが、実際の設計・施工はすべて日本人の手によって行われました。和と洋が融合した、独特の雰囲気を感じられる建物です。
■資材はほぼ国産
「国の象徴は国産で」という理念のもと、使用された大理石や花崗岩、木材のほとんどは日本国内産。例外は、ステンドガラスとドアノブで、これはドイツ製なんだそうです。


■中央塔ほ左右非対称に設計されている
外観は完全に左右対称に見える国会議事堂ですが、内部構造は微妙に非対称です。
衆議院(左)と参議院(右)で、議場の広さが異なるからです。
- 衆議院:465人(2025年以降は475人)
- 参議院:248人
そのため、廊下の長さや部屋の配置も異なっており、「中に入ると左右非対称」がよくわかるようになっています。

■衆議院と参議院で階段の段数が違う
正面階段のも違いがあるのをご存じですか?
衆議院は33段、参議院は31段と、段数が異なります。
細部にまで意味や配慮が込められた設計となっています。

■日本で初めてエレベーターを備えた官庁建築
国会議事堂には、完成当時からエレベーターが設置されていました。
当時としては、非常に先進的な設備であり、「機能性と近代性を兼ね備えた建築」として注目を集めました。
■実はライトアップされる日がある!
夜間、特定の日には、国会議事堂がライトアップされます。
莊厳な姿が暗闇に浮かび上がる様子は圧巻で、知る人ぞ知る東京の隠れた夜景スポットです。

■中央塔の時計は、止まっていることもある!?
中央塔に設置された時計は、常に動いているわけではありません。
メンテナンス中だったり、そもそも装飾品な意味合いが強いため止まっていることもあるそうです。
■一般の方の見学も可能!
国会議事堂は、事前予約をすれは、誰でも見学可能です。中央広間や議場を実際に見学できる貴重な機会。ガイド付きで解説もあるので、歴史や仕組みも学べます。
■まとめ
国の象徴である国会議事堂には、歴史、設計、美しさ、そして多くの工夫が詰まっています。
政治の舞台というだけでなく、建築的にも一見の価値のある名建築。東京を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってその魅力を体感してみてください。