木が怒るときしむ…ってほんと?

皆さんこんにちは!タナベ住建の林です!

夜、ふと静かになった家の中「ミシッ」「ギシギシッ」と聞こえてくる音。「えっ、今の何の音?」と少し怖くなったことありませんか?

実はその音、もしかしたら木が”スネて”いる音かもしれません。

なんて言うとちょっと変に聞こえるかもしれませんが、木造住宅では結構よくある現象なんです。

では、木がどうして音を立てるのか?その正体をちょっとだけのぞいてみましょう。

■家の中で聞こえる”きしみ音”とは?

家に住んでいると、「ミシミシ」「ギシッ」といった音が聞こえることがあります。まるで家が怒っているように感じることもありますが、実はこれが木の性質からくる自然の音なのです。

■木がきしむ理由は温度と湿度の変化

木は生きている素材で、周囲の湿度や温度に敏感に反応します。湿度が高いと水分を吸って膨らみ、乾燥すると収縮します。この伸び縮みが木材同士の継ぎ目や接合部分に力を加え、摩擦やズレが発生して「きしみ音」として聞こえてきます。

■木の呼吸が生きている証拠

この音は木が「怒っている」のではなく、環境の応じて動く”呼吸”のようなものです。

木が家の中で少しずつ変化している証拠なので、ある意味家が生きているとも言えます。

■注意すべききしみ音とは?

とはいえ、音が大きかったり長時間続いたりする場合は注意が必要です。木材以外の部分に負担がかかっていることがあり、床の沈みや柱のズレが原因で異音が発生することもあります。そんな時は専門家に相談し、点検してもらいましょう。

■きしみ音を減らすには?

きしみ音を抑えるには、家の湿度を一定に保つことが大切です。加湿器や除湿器を活用し、湿度を40%~60%に保つと木の伸縮が抑えられ、音も軽減されます。

■木の種類によるきしみの違い

無垢材は自然の木のものなので動きやすく、音が出やすい傾向があります。しかしその分、木の温かみや風合いを楽しめるのが魅力です。一方、集成材や合板は安定性が高く、きしみ音はすくなめです。

■まとめ

家のきしみ音は木が環境に適応している自然な現象です。大きな問題でない限りは木の”呼吸”として受け止め、家と木が共に快適に暮らせる環境づくりを心がけましょう。

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