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RC造+木造+外断熱_快適性と耐久性を両立したハイブリッドな家づくり
2025.7.11皆さんこんにちは!タナベ住建の林です!
今回は、今施工をさせてもらっている外断熱工法について紹介していきたいと思います。
■外断熱工法とは
外断熱工法とは、外壁の外側に厚い断熱材を施工し、建物全体を包み込む形で断熱性能を確保しています。この工法は、断熱材が柱や梁の外側に配置されるため、構造体が、外気温の影響を受けにくく、住宅内部の温度を安定させやすいのが特徴です。
■外断熱工法で施工している住宅の紹介
私たちが取り組んでいるのは、RC造(鉄筋コンクリート造)の構造体をベースに、その外側を木造で包み込み、さらに建物全体を外断熱工法で仕上げるという、ハイブリッドな構造の住宅づくりです。
RC造の強さと、木のぬくもり、そして外断熱の高い機能性。この3つの良さをかけ合わせることで、快適性・耐久性・デザイン性を兼ね備えた住まいを実現しています。


RC造は耐震性・耐火性に優れており、建物としての基本的な強さがあります。しかし、コンクリートは熱を通しやすく、断熱性はそこまで高くありません。
そこで私たちは、RC構造の外側に木造を立てて空気層をとり、さらに外断熱を施すことで、温熱環境を大幅に改善。外気の影響を受けにくい、魔法瓶のような室内環境を実現しています。
外断熱工法は、建物全体を断熱材ですっぽりと包み込むため、熱橋(ヒートブリッジ)が生まれにくく、冷暖房効果が格段に高まります。


また、RCのコンクリート自体を室内に近い温度に保てるため、結露のリスクが大幅に低減され、構造体の劣化も抑えることができます。
加えて、外張りする断熱材と木造の組み合わせが、意匠的にも温かみを与え、無機質なRCの印象をやわらげてくれます。
施工においては、RC造と木造、そして断熱層のそれぞれの納まりや取り合いに高度な技術が求められます。私たちは細部にまでこだわり、気密・断熱の精度を高めることで、長く快適に暮らせる家を提供しています。
「強くて、あたたかい家をつくりたい」__
そんな想いから生まれたこの構造は、災害に強く、環境にもやさしく、そして住む人の心にもやさしい、これからの住まいのカタチだと考えています。